ワタシの mi color story

05, 編集,ライター,デザイナー / 立石 恵里mi color

出版社で編集経験を積み、結婚・出産を経てフリーに転身。育児のかたわら、在宅を中心に仕事をスタートさせる。現在は、冊子やWebの企画・ディレクション、原稿やデザインの制作、商品の企画・ブランディングまで、幅広く手がけている。

小上がりの和室が仕事場&くつろぎの場所に。
育児と仕事が両立できる働くママに優しい家。

現在、元気いっぱいの2歳の男の子の育児と仕事に奮闘する立石さん。
締め切り前は、自宅で子どもを見守りながら、原稿を執筆したり、デザインをしたりすることもあるのだそう。
「家の中心に、子どもが遊べる中庭がほしいです。家事や仕事をしながら見守れるとうれしいかも。子連れの来客も多いので、子ども達は中庭で遊んで、ママ同士はゆっくりできるような間取りが理想です(笑)」。あれこれパーツを組み合わせながら、たどり着いたのはコの字の形の家。中庭を囲う壁を大きなガラス窓にすることで、開放感をアップ。どこにいても子どもの姿を見守ることができます。

続いて考えたのがワークスペース。自宅で仕事をすることが多いため、資料や本などかさばる荷物がとにかく多いのだとか。
そこで、壁一面を本棚にするアイディアを採用。完全な書斎にするのではなく、家族ものんびりくつろげる空間になるよう、小上がりの畳コーナーにしました。「来客も多いので、仕事をしないときは、ここで打ち合わせをしたり、友達とのんびりお茶をしたいですね」と立石さん。
和室ならではの居心地のよさと、窓からたっぷり降り注ぐ自然光で、気持ちのよいひと時が過ごせそうです。

さらに、畳コーナーの下のデッドスペースを収納に有効活用。棚に収まりきらなかった本や資料はもちろん、子どものおもちゃや日用品のストックなどもたっぷり収納できます。ダイニングキッチンとひと続きなので、使い勝手も抜群。コンパクトな家事動線で、料理や配膳もスムーズに行えます。

吹抜けからの明るい光に満ちた2階は、フリースペースと寝室、水回りを配置。将来の子ども部屋を想定したフリースペースは、小さなお子さんがのびのびと遊べるワンフロアに。壁で仕切っていないので、廊下も使って目いっぱい遊ぶこともできます。もちろん、成長やライフステージに合わせて間仕切りを設けることも可能です。

「最後にもうひとつ。植物を育てるのが好きなので、サンルームがほしいです。中庭とは別に、大きな観葉植物や季節の花をいっぱい育てたいですね。家庭菜園のプランターも置いて、子どもと一緒に収獲を楽しむのもいいですね」と立石さん。
彼女の希望で、外部の吹抜けになっていた日当たりのよい南側の2階を、グリーンルームにも使えるサンルームに。コーディネーターの提案で、床はタイル張りに決定! プライベート感たっぷりの陽だまりのような空間で、おしゃれなボタニカルライフが実現しそうです。

仕事もプライベートもがんばるママの目線を大事にした立石さんならではの家。家族の笑顔もいっぱいの家になりそうです。

ミコロールの感想

今のマンションが手狭になり、そろそろ家を考えたいと思っていたので、シミュレーションできてよかったです。思った以上に自由に作れるので、イメージしていたとおりの家ができたと思います。それに、コーディネーターの方と話していると、優先順位がクリアになるし、自分じゃ考えつかないアイディアをもらえるので、とても参考になりました。今度はもっとじっくりお店で相談したいと思います!

コーディネーターのコメント コーディネーターのコメント

中庭をコの字で囲う珍しい形の家が完成しました。延べ床面積はそんなに広くありませんが、中庭の自然を家に取りこむ大きな窓のおかげで、圧迫感はありません。壁一面の備え付けの棚のほか、小上がりの畳下や階段のデッドスペースなど、空間をうまく活用して収納を確保。室内のどこからでも、遊ぶ子どもを見守れる中庭や、植物を育てる楽しみを教えてくれるサンルームなど、子どもと過ごす時間も大切にしたいという立石さんの想いがカタチになりました。

間取りをヴィジュアル化してもらいました
  • 畳コーナーは中庭に面しているので、明るい空間に。畳下は日用品や子どものおもちゃの収納にぴったり

  • 子どもが遊べるフリースペースとサンルーム。壁で仕切らずオープンにしているので開放感があります

  • 洗濯物干しは中庭を望む2階のバルコニーへ。選択脱衣室からの動線が短く、周囲の視線も気になりません

ストーリーの一覧に戻る